英語力をあげる勉強法にはいろいろとありますが、正直どういったことをどんな教材でやっていけばいいのか分からないですよね。
私も今までにたくさんの教材を購入してみましたが、中には難しかったり、内容が分かりづらくて眺めて終わってしまったものもありました。
参考書を買って勉強する事は確かに必要ですが、堅苦しい勉強はひとまず置いておいて、このブログ記事では少しだけリラックスして聞き流しながら出来る勉強法をご紹介します。
この勉強法は私がカナダの小さな語学学校で実際に半年間受けていた授業内容をもとにしたものです。
日本でも同じように勉強することが出来るので、参考書の勉強に飽きてしまったひとや、特にリスニングの力をあげたい人におすすめですのでぜひ参考にしてみていただけたらと思います。
私が今まで受けた英語の授業のなかで最も英語力のアップを感じた効果的な授業の内容をご紹介します。
このブログ記事では以下のような悩みや疑問について解決することができます。
- 英語のリスニング力をもっと伸ばしたい
- TOEICも英会話も両立して効率よく勉強したい
- 英語のニュースを理解できるようになりたい
結論から先に言うと
英語のニュースを毎日見ることでリスニング力と単語力がアップし、英会話やニュースの内容についての勉強も合わせてすることが出来ます。
それでは具体的にどういった勉強をするのか詳しくご紹介していきますね!
TOEICのリスニングも英会話力も 両立してスキルアップするには?
リスニングのPart 3・4って苦手なんだよな…
英会話もまとめて勉強できる何か良い方法はないかな?
TOEICのリスニングも英会話力も 両立してスキルアップするにはズバリ!
テレビで英語のニュースを見る!
何とテレビを見ながらリスニングを伸ばす事が出来るんです。
私は何かをしながら勉強をするのが大好きだと以前他のブログ記事でお伝えしましたが、
ズバリ! テレビを見ながら英語を勉強するという”ながら勉強法”です。
これは私がカナダで通っていた語学学校で実際に行われていた授業の再現なのですが、その学校はとてもユニークな学校で授業内容も独自であみ出されたものでした。
詳しくその内容をお伝えします。
小さな語学学校の画期的な勉強法
私が通っていたカナダのヴィクトリアという小さな町はリタイアしたおじいさんやおばあさんが住む、小さな島でした。
シアトルから船で数時間のところにあるため、アメリカからも観光客がやってくる観光地です。
しかしながら、街はとても小さくて基本的に移民やアジア人の住む割合が少なく、いい意味で本当のカナダ人が多く住んでいる場所だったため、英語の勉強には最適な場所でした。
そんな小さな島に留学していた私は、ある日仲が良かった日本人の女の子から、
英語が上手な留学生誰もが通っている学校がある。
という情報を入手しました。
私はその時すでにカナダに1年留学しており、あと半年通う語学学校を探していました。
語学にも多少なりとも自信が出てきて、レベルの高い学校を探していた時だったので、その学校にとても興味がわきました。
英語が上手な留学生が通っている学校とはどんな学校なのか?
私はさまざまな語学学校に体験入学していましたが、その噂を聞いて体験入学の説明を受けに行ってみようと考えたのです。
教科書がない学校
その学校には日本人のカウンセラーなる人は全くおらず、すべて英語で授業の説明を受けました。
まず初めに言われたことが一言だけ
じゃあ明日の朝8時45分くらいまでに筆記用具をもって学校に来てみて!
次の日学校に行くと、学校は本当に和やかな雰囲気!
コーヒーが用意されていて、コップに入れて教室に持って行ってね!
と先生がカナダのメープルリーフの模様の付いたコップを貸してくれました。
そして、何故か授業が始まる前にみんなが一斉に席につきました。
教科書はあるのかな?と思っていたら、何もない!みんなノートとペンをもって準備しているだけでした。
授業用の教科書が無かったのです。
教科書が無くていったいどうやって勉強をするんだろう?と思った人が多いと思います。
私が初めて学校に体験入学をしに行ったときにも同じことを考えました。
とにかく筆記用具をもって毎朝必ず8時45分までに学校に来ないとその日の授業は受けられないので、絶対に遅刻しないようにね!
前日に先生が言った言葉はこのひとことでしたが、それがなんだかわかるときがやってきたのでした。
これからCBCニュースがラジオで流れるから、聞き取れる部分を書き留めて覚えておいてね!
先生がひとこと言ったその数分後、CBCニュースのキャスターが朝のニュースを話し出したとたん、楽しそうに話していたクラスメイトが一斉にメモを始めました。
毎日の教科書はニュース・教材のスピーカーはニュースキャスター
毎日の授業の内容は何と毎朝のニュース!
毎日ラジオから流れてくるニュースが教科書だったのです!
授業内容
一回目にラジオを聴きその内容や聞き取れる単語を何とかそれぞれノートに書き留める。
先生がどんな内容だったか質問し、聞き取れたパーツや単語を伝える。
最後に先生が全文を書いて説明してくれる。
その後みんなでニュースについて話し合う。
前日のニュースに出た単語のテスト
宿題
その日に出た単語を毎回覚えて次の日にテスト。
その日のニュースの感想を次の日までにエッセイにして書いてくる。
というのが毎朝の授業内容でした。
毎朝9時になるとカナダのニュース番組で日本でいうとNHK的な番組の
CBCNEWS
が始まるのですが、それを一斉にみんながメモしながら聞き始めたのです。
私も必死に聞きましたが、全く何を言っているのか分からない。。。
もう1年もカナダにいて、それなりに仕事もしていたのに全くといっていいほどその内容が聞き取れなかったのです。
本当にショックで、あまりにも悔しくて、私はこの日にこの学校に入ることを決めました。(笑)
この授業は私が今までに語学学校で受けた授業の中で、自分の英語力を一気に上げてくれた授業でした。
- リスニング
- スピーキング
- ライティング
この全てが一気に出来る最高の授業だったのです。
この学校はポルトガル人の移民の先生が立ち上げた学校で、なんと先生も、もともとは英語が全く話せなかったとのこと。
ですから、英語が聞き取れない・分からない・話せないといった生徒の悩みや気持ちがよく理解できる先生たっだのです。
私は半年間毎日カナダのニュースを朝9時から聞いていたらニュースが聞き取れるようになりました。
最初はもちろんニュースの内容はおろか、ネイティブスピーカーの早い英語の会話についていけず、何一つ全く分からなかったです。
5つの異なるニューストピックスだったにも関わらず、1つのニュースだと思っていたくらい何も内容が理解出来ませんでした。
とにかく毎日先生が書いてくれた字幕付きのニュースをチェックして分からなかった単語を覚える事約半年!
なんと
リスニング力も単語力も信じられないくらいスコアアップしました!
そして、カナダのニュースにも詳しくなりました。
TOEICリスニングと英会話の両立にニュースがおすすめの理由
なぜリスニングにニュースがおすすめかというと
ニュースキャスターは日本においても、なまった方言を話す人もいなければ、変なイントネーションで話す人もいないですよね。
つまり、
ニュースキャスターはその国の言葉を訓練して美しい速度とイントネーションで話してくれるプロ
というわけです。
ラジオでニュースを聴くことができれば一番いいのですが、学校の先生がいなければ字幕を書いてくれる人がいなくて字幕を見ることができません。
それではどうしたいいだろう?
そう考えたときに、思いついたのはテレビです。
私の家は外国のニュースを見ることが出来るようになっているため、私は日頃から語学学校で勉強していた習慣から、日本に帰ってきてもBBCニュースをテレビでよく見ていました。
テレビには字幕があるので、先生がいなくても字幕付きで英語のニュースを見ることが出来たのです。
英語ニュースでリスニングと英会話の勉強を両立する方法
1回で分からないときは2回、3回と繰り返して見ることで、ニュースの内容が理解できるようになります。
日本にいたとしてもテレビでは英語のニュースを字幕付きで見ることが出来ますよね!
特にAmazonプライムではBBCニュースを一気見できるプログラムがあるため、こちらの利用もおすすめです。
私は2と3回を飛ばしてもニュースの内容がわかるようになってきたのですが、基本的な勉強方法は3回聞き取りをすることです。
1回目:字幕なし、画像を見ないでニュースを聴き、聞き取れる単語をメモしながら内容を想像する
2回目:聞き取れる単語をメモに書き取りながらニュースの画像を見てどんな内容か想像する
3度目:ニュースを字幕付きで見てリスニングして分からなかった単語を調べる
このようにリスニングの勉強をして、なおかつ分からなかった単語を調べて覚えていくと、ボキャブラリーも増えていきます。
また、ニュースの途中には必ずレポーターが現地からニュースをお伝えする場面がところどころあるため、ニュースキャスターとレポーターのやり取りから、英会話の時にも使える使いまわしなども勉強することが出来るはずです。
カナダは場所によって公用語が異なり、英語とフランス語 2カ国語を話す国なので、テレビに字幕が出てくる設定になっている事が多く、ドラマや映画もこのように字幕が当たり前のようにあったため、私は家でテレビを見るときにはいつも字幕付きで英語のテレビを観ていました。
ですから、今では字幕付きのテレビを見ることが習慣のようになってしまっているのです。
TOEICでは問題用紙にメモを取る事が出来ないため、聞き取りながら回答する事がポイントでしたよね。
リスニングPartでも、聴き取った単語を記憶しておく事ができれば良いのですが、すべては難しいため、日頃から早い速度で英語を聴き、どのような内容かを想像する力を見に付けることは効果的ですよ!
TOEICのリスニングパートであるPart 3も4もとにかく問題用紙を先に読む事が大事!
音声が流れると同時に答え合わせの様に答えを解答できるようにしていくには、このような想像力を持ちながら英語を追う力を養うことが出来るニュース番組が効果的です。
発音やイントネーションもクリアーなニュースキャスターの言葉は最もよい英語のリスニング練習教材となりますよ!
TOEICも 英会話も 両立して勉強したい人へのおすすめ勉強法まとめ
このブログ記事では、私がカナダに入学していた時に語学学校で体験した実際の話をもとに、考え出した勉強法をご紹介しました。
英語ニュースの内容から勉強することの利点は以下の通りです。
英語ニュースを聴くメリット
- ネイティブが話す速度の英語でリスニングの力が付く
- やや難しいボキャブラリーを覚えることが出来る
- 英会話で使う言い回しを覚えることができす
- 英語のニュースを聞く力が付く
- 海外の情報をいち早く知ることが出来る
そのほかにも、世界中の情勢などについて日記を書いたりすると、ライティングのスキルもアップさせることが出来るという訳ですから、いい事しかありません!
Amazonプライムでも見ることが出来る主なニュースはBBCニュースですが、海外の情報は日本よりも早いため、こういったニュースを先取り出来ることもあって一石二鳥です!
リスニングと英会話の欲張りな両立勉強をぜひ試してみてくださいね!
今日のアクション:英語のニュースを3回繰り返して聞いてみましょう!内容をイメージしながら聴く習慣をつけ、単語や英会話の言い回しを確認してみましょう!
コメント