このブログ記事ではTOEIC 初心者に向けてTOEIC リーディングPartの最終問題にあたるPart7についてその問題の内容と問題の解き方のコツなどを詳しくご紹介していきます。
TOEICテストのリーディングセクションを制限時間内に解き終えることは簡単ではありません。
実際に多くのひとが時間内に問題を最後まで終わらせる事ができないという悩みを抱えています。
その理由を考えたとき、以下のような原因があると思いました。
- リーディングスピードの不足
- TOEICの出題形式に慣れていない
リーディングスピードを上げるにはかなりの訓練が必要ですし、あわせてその内容をしっかり理解することまでを加えると相当長い間英語の学習が必要になるかと思います。
しかしながら、TOEICの出題形式に慣れるという部分においては比較的短期間の勉強でも大きくスコアアップする可能性があります。
そこで、このブログ記事ではリーディングのコツ、問題の形式を特に詳しくお話ししていきたいと思います。
このブログ記事ではTOEIC Part 7について以下の様な質問や疑問を解決する事ができます。
- Part 7とはどんな問題が出るの?
- Part 7の勉強はどのようにすればいいの?
- Part 7で注意するべき点はどこ?
結論から先にお伝えするとpart7リーディングセクションスコアアップのコツは以下の通りです。
- 自分に合う問題の読み方を見つける
- 出題パターンを覚えておく
- 最後の問題以降は読みとばす
しっかりとポイントをおさえておけば必ず答えが見つかるという点がリーディングセクションの良い点でもあります。前もって重要事項をおさらいしておきましょう!
TOEIC part7について
Part7は読解問題で全問合わせて48問(1つの文書:28問、2つの文書:20問)の構成です。
1つまたは2つの文書を読み、質問とそれに対している4つの選択肢があります。
その4つのうち、正しいものを答えに選びます。
近年ではだんだんと題材に長い文書が増えてきて、読むスピードが以前より更に求められている気がします。
問題に答えるためには必ずしも文書全体を読む必要はありませんが、リーディングのスピードが速いことにこしたことはありません。
日ごろから長い英文を早く読む事に慣れたり、英文を読んで素早く理解する情報処理能力のを上げておくことが必要です。
また、二つの英文両方の文書の情報を照らし合わせて答えを選ぶダブルパッセージの設問が各セットに1〜2問入るようになりました。
こういった問題では、答えを選ぶために必要な情報がいろいろな場所に散らばっているので、それをうまく関連づけて考える必要があります。
Part7の覚えておきたい問題パターン
リーディング Partの最後を締める Part7は長文読解問題として
- 通信文
- 手紙
- Eメール
- 留守電
- メッセージ
- 雑誌などの記事
- FAX
- 広告
などがよく出題されます。
Part6と同じように、読み手と書き手、宛先と差出人などの関係を押さえることは重要です。
Part5や Part6は、文法の知識や単語の意味が分からないと解けない問題がありますが、 Part7では文中に必ず答えがあるので、時間をかけて読めば正解を導く事が出来る可能性が高くなるはずです。
形式の面から見れば、パートは2つに分かれています。
1つの文章が問題文になる前半(Single passage)
2つの文章が問題文になる後半(Double passage)
ダブルパーセージの問題の例
後半のダブルパッセージ問題というのは、関連する2つの文章を見て設問に答えます。
ホテルに宿泊したお客さんのクレームメールとそれに対するホテル側の返信
ある製品の広告とその製品に関するレビュー記事
会社の人事が内定者に送ったメールとその返信
といった問題のパターンが多いので、問題集や過去問からこのようなパターンを練習しておくと実際のテストを受けたときに
何か見覚えのある文章が出てきたな!
と思いテスト中もモチベーションが上がるかも知れませんね!
Part7でよく用いられている問題の解き方
Part7の解き方を調べると、多くの教材では以下の2通りのパターンの解き方が主にが挙げれれています。
⓵設問に関係ありそうな場所のみを読む方法
設問を先に読み、そこに含まれている単語やフレーズを確認して、本文の中から必要な情報を探すというやり方があります。
メリット
この方法は必要ない部分を読まないので時間の節約ができます。
デメリット
不必要と思って読まなかった部分を読んでいれば分かった。
または、読み飛ばした所に大切な単語や情報があったということも起こる可能性があります。
⓶文章全体を読んでから解く方法
文書全体を読んでから設問にあたるというやり方もあります。
メリット
多少の時間はかかりますが、文書の全体像がつかめるので答えを見つけやすいというメリットがあります。
また、知らない単語や語彙があっても文全体を読んだりすれば意味を推測することができるというメリットもあります。
デメリット
この方法では読む量が増えるので不必要な部分を読まない方法と違い時間はかかります。
いずれもそれぞれ良い点と悪い点があるため、どちらが自分に適しているか試してみてください。
自分に合った問題の解き方を見つけるには?
私はこの問題の解き方2つから、時間を節約しなが、質問をしっかり読むためにはどうしたら良いかという事を考えました。
Part7はご存知のように長文問題が沢山あり、多くの人は時間が足りないと感じる事かと思います。
そこで、次のように問題を読む時間を節約する方法を試してみたところ、自分に1番合っていたと思いました。
問題の解き方は上記で説明した方法が一般的と言われていますが、自分のスタイルを試すためにも参考にしてみてください。
リスニングの読み方を加えてリーディングを読む方法です。
それではその方法を詳しくご紹介します。
問題を読む時間を短縮する方法
Part7で時間短縮を図るには、読む所を節約したいですよね。
特に Part7でも文の最後のほうは回答に関係ないことも多いので、全文読んでから設問を読むのは効率的ではないと思います。
英文で重要なことが書いてあることが多い部分は、タイトルとセンテンスなどが書かれている文の始まりです。
①手紙やメールの形式になっているものについては、差出人、宛先も大事ですので、これらだけを先に読んで、何に関する文なのかということと、どこにどんなことが書いてありそうかだけをつかんでから、先に質問文を読みます。
次に続くのは
②回答に必要な要素がどこに書いてありそうかを気にしつつ、本文を読んで該当箇所が来たら回答するという方法です。
リスニングセクションPart4の質問のみの先読みとリーディングセクションPart6の空欄の部分を気にしながら全文読みをするリーディング方法を組み合わせて必要な部分を先取りしながら詳しく読む
という形が私のスタイルです。
そして、どこを読んでいるのか必ず指でその部分をなぞりながら読みます。
回答用紙を問題用紙のそばに置いておくなどして、回答をマークするために目を離したときにどこまで読んだかを忘れないようにすることもわずかな時間が大事なTOEICテストの中では大切だと考えているからです。
また、多くの場合は先に出てくる問題ほど文章の前のほうにヒントがあります。
ですから、part7では問題の順番に解いたほうが問題を理解し易いと思います。
ダブルパッセージの場合は、1間目から両方の文章を読まないと答えられない場合もありますので、2つを照らし合わせて、必要な情報を見落とさない事も重要ですよ!
そして、やはり最後の問題を答えられたら残りの部分は質問に関係ない部分である事がわかるため、ここはスルーして読まずに次の文に進んでも大丈夫です。
初心者は第170〜180問が出来なくても気にしない
シングルパッセージ問題の最後に位置する第170〜180問あたりは最も難しい問題である難問が次々に並んでいると言われています。
900点以上を狙う上級者でも難しく感じる部分ですから、TOEIC初心者で、特にまだ英語の学習を始めて間もないころならば、分からなくてもがっかりする必要はありません。
むしろ、このあたりは逆に無かったものというくらいの気持ちで、出来そうな問題にもっと注力していきましょう。
リーディング Part7で最後にやるべきこと
最終問題である Part7をやっていくと時間が足りなくなるひともいるかもしれません。
しかしながら、最後に必ずしておきたい事があります。
それは
終了10秒前になったら、回答を止めて残した問題を全部塗り潰す
TOEICは誤答を減点することがないので、塗らないより何でもいいから塗ったほうがスコアアップにつながります。
ですから、この作業ははどんなに時間がなくても最後の10秒で必ずやっておきましょう。
TOEICリーディング Part7スコアアップのコツまとめ
このブログ記事ではTOEIC初心者に向け、TOEICリーディング Partの最終問題である Part7について、問題の傾向や解き方などの他に、私が実際に試している方法を体験談を交えてご紹介しました。
Part7スコアアップのコツは以下の通りです。
- 自分に合う問題の読み方を見つける
- 出題パターンを覚えておく
- 最後の問題以降は読みとばす
一般的にPart7では問題を早く解くために設問の先読みスタイルがいいと言われていますが、それが絶対に良いとは限りません。
リスニングセクションのように問題が目で見えない場面では設問の先読みが必要ですが、問題がテキストとしてきちんと出題されているリーディング Partでは、答えを探そうとする場合、本文の中をきちんと確認すれば答えを導き出す事が出来ます。
ですから、それぞれの方法を選択すれば良いのかなと思います。
- 先読みしたい人や問題の情報部分のみを見て回答出来る人はやればよい
- 出来ない人はきちんと読んで問題を解けばよい
私は日本語でもきちんと文章を読まなければうまくその内容を理解出来ないタイプの人なので、TOEICのテストの時にも、自分が本来日本語で出来ない事はしないようにしています。
大事なことは、問題に出てくる重要性のある部分を逃さないようにすれば良いわけですから、このブログ記事で取り上げたいくつかのスタイルを試して、自分が答えやすい方法で問題を解いてみてください。
再度お伝えします!
リスニングの音声はすぐに消えてなくなってしまいますが、リーディング Partは答えがテストの中に必ずあるということを忘れずに答えを探すことですよ!
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今日のアクション:リーディングセクションのポイントは早く文章を読むことと問題のパターンを知ること!ということを念頭に置き、問題の出題パターンを抑え、自分スタイルの早読みテクニックをさがしてみましょう!
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